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あいさつ(理事長紹介)

 本組合は、省エネ、CO2削減の更なる推進が必要とされる中、運輸・産業・民生の分野において一次エネルギーの半分が利用されず廃熱になっているという課題を解決するために、革新的な技術開発等の事業を行うことを目的として、2013年10月17日に設立されました。現在は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が策定した省エネルギー技術戦略の中核テーマとして位置づけられております。
 本組合では、利用されることなく環境中に排出されている膨大な量の未利用熱に着目し、未利用となっている熱エネルギーを有効活用するため、先進的な要素技術開発や総合熱マネージメント技術の開発に取組み、さらにシナジー効果の追求を通じて、革新的な省エネ、CO2削減の実現、さらには国内産業の国際競争力の向上を狙いとしております。探索的な材料開発から、中核となる機器・システム・マネージメント技術に至るまで、ここで扱う開発テーマは多岐に渡ります。
 CO2削減に関するパリ協定は2016年11月に発効しており、日本として2030年までに、2013年比で26%温室効果ガス(CO2を含む)を削減することが目標とされております。未利用熱エネルギーの活用は、エネルギー需給の上からも、その重要性を増しております。
 私の属している冷凍空調分野においても、産業分野での空調、冷凍・冷蔵、給湯・加熱などの温熱・冷熱に関する設備類の一層のエネルギー消費量、CO2排出量の削減が求められており、それに応えるための革新的な技術開発に日々取り組んでいるところです。産業用の加熱用熱源として化石燃料を用いた蒸気ボイラーが多く使われておりますが、これを工場内で捨てられている熱を再利用し、より高い温度に昇温することができる産業用高効率高温ヒートポンプに代替することで大幅な省エネルギーが達成できると期待されております。それには機器の開発はもちろんのこと、工場等の熱エネルギー利用の実態を把握し、ユーザーと一体となった取り組みが必要となります。本研究プロジェクトで得られた成果を早期に実用化し、市場導入、事業化することで、産業分野の一層の省エネルギーに貢献したいと存じます。
 本組合の活動成果が革新的な省エネとCO2削減の実現に繋がり、日本の経済発展と産業競争力の拡大に貢献できるよう尽力していきたいと存じます。
 関連官庁、関連団体をはじめ、皆様のご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合
理事長

理事長 奥地